2011年5月5日木曜日

緊急!NHKがプロパガンダ

5/4ニュース9において「消費税=思いやりの心」という印象操作が行われました。

ニュースとは別枠で組まれた10分ほどのコーナーで、コメンテーターとして何処かのボランティアの代表らしき人物が登場し、当初は大震災で活躍するボランティアの話をしていた。そして、ボランティアに参加する心ある人々が、若者を中心にどんどん広がっているという話をしていた。日本人は思いやりの心を持っていると持ち上げた。突然、消費税の導入の是非に関する世論調査を円グラフ化したフリップが映し出された。

「消費税導入に30%以上の人が賛成しています。このように自分のためだけでなく、他者を思いやる心を持った人が30%以上にも増えて来ているのです。すばらしい。」という趣旨の発言をし、同席のアナウンサーも同感を示し「経済の事よりも、思いやりの気持ちが大切なんですね」のような発言。

消費税に賛成する=思いやりの気持ち、すばらしい、暖かい。
という印象操作。これは暗に
消費税に反対する=思いやりが無い、経済優先、冷酷。
という印象操作。を行っていることになります。

たとえば、これが「税」ではなく「寄付」の話であるなら、これはすばらしいことです。寄付とは善意です。強制ではなく、思いやりの心だからです。ところが「税」は根本的に違う。自分以外の他者にも強制力を持つ制度のことだからです。他人を強制的に巻き込む事、それは善意ではなく、政治の問題なのです。こんな初歩的な事をNHKが知らずに放送するはずがありません。

しかも巧妙なことに、このコーナーは消費税の話で終わる事無く、即座にボランティアの話に戻り、話を続けて終わる。サブリミナル的な手法も心得ています。

恐るべきNHKのプロパガンダ放送。

日本は再び戦前の暗黒時代に逆戻りするのでしょうか?