2014年10月11日土曜日

逆効果の法則

世界の騒ぎを見ていると、逆効果だろそれ、というのがいろいろあります。最近思った逆効果は、

①アメリカは自分の言う事を聞かないイラクのフセイン政権を潰し、今度はシリアのアサド政権を潰そう考えた。ところがフセインを潰し、アサド政権を弱体化させた結果、イラクからシリア周辺に「力の空白地帯」が生まれ、そこにもっと過激な「イスラム国」が誕生。つまり「アメリカがイスラム国の生みの親」になり、手が付けられない状態になるという、逆効果。

②イスラム圏の女性の教育をネットなどで訴えていたパキスタンの「マララ」さんをイスラム過激派が銃撃し、活動を妨害しようとしたところ、逆に国際世論に火が付き、ついにはノーベル賞まで受賞して、マララさんの知名度が飛躍的に向上。寄付も集まって、活動はますます活発になり、女性の教育がますます盛んになるという逆効果。

③イスラム国も、やめりゃいいのに、欧米人の人質の首を切って殺害する始末。これで欧米はイスラム国を殲滅するための大義名分を得て、遠慮なく武力行使に踏み切った。最終的には米軍が地上軍を送り込んで、イスラム国は皆殺しにされるという逆効果。(しかし、これは逆に皆殺しにされることを狙っているのかも。建国が目的ではなく、ジハードと殉教というやつが目的かも。)

わけわからん。いずれにしても、武力で強行しようとするから、逆効果を導いてしまうのではないかと思いますね。問題解決力がなさすぎです。