2014年10月17日金曜日

エボラ大問題 これが鳥インフルだったら・・・

エボラ出血熱がアフリカで猛威を振るっています。WHOによれば、現在は患者の拡大が毎週1000人程度ですが、放置すると、12月頃には毎週1万人のレベルに達するそうですから、恐ろしいですね。そうなると、もはや治療や予防などの対処は不可能になり、流行地域の武力による国境閉鎖など、人道的にもっとも厳しい選択をせまられる恐れもあるのではないでしょうか。

それにしても、エボラの治療にあたる医療従事者の二次感染を完全に防止できない状況ですから、治療のためのスタッフを集めるのも容易ではないでしょう。普通の人は、そんなリスキーな仕事はしたくないですからね。早急に医療従事者の安全を確実にする方法を開発して欲しいものです。宇宙服のような完全密閉型で、脱衣する前に滅菌室で完全滅菌するとか。製造に時間がかかりそうですが、既成のもので代用できないのでしょうか。世界が本気になれば、出来ると思うんですけど。

しかし、エボラは空気感染しませんから、まだ対処の方法はあるわけです。もし、これが空気感染する「鳥インフルエンザ」だったらどうなっていたか?今回のエボラのようにぼやぼやしていると、今頃は全世界に蔓延してパンデミックを引き起こしているかも知れません。

当面はエボラ対策が愁眉の急ですが、これを教訓として、もっと恐ろしい「鳥インフルエンザ」に対する備えを万全に整えていただきたいものです。