2014年11月4日火曜日

消費税の増税で労働生産性は低下する

最近「生産性、生産性」とマスコミがうるさいので、労働生産性についてネットで調べていたら、けっこうな量の統計資料があることがわかりました。

そのうちで目を引いたのが、労働生産性上昇率の経年的な推移のデータです。労働生産性は明らかに景気変動の影響を受けており、景気の良いときは生産性が向上し、景気の悪いときは生産性が悪化しています。リーマンショックで劇的に生産性が落ちているのです。

つまり、やたらに「景気回復のために生産性の向上が必要だ」との主張が増えていますが、生産性の向上のためには、何よりまず景気を良くしないと始まらない事がわかります。景気が良くなり、消費が上向いて需要が伸びれば、それにつれて生産性が向上します。

逆に言えば、消費税を増税して景気を冷やし、個人消費を締め付ける財務省は、生産性に悪影響を及ぼしているのです。

やはり消費税は最悪の税制ですね。

やるなら、高額預金課税にしましょう。