2014年12月10日水曜日

民主党は「中途半端」という名の中道

民主党はみずからを「中道」と称してしているようですが、自分はちっともそう思えません。中道ではなく「中途半端」というイメージが強いのです。「中半」ですかね。

中道と言っても二種類ある気がします。一つは、掲げている政策の個々がすべて中間的な立場にある場合。つまり、極めて単純に言えば、どの政策をとって見ても、右でも左でもない場合です。

もう一つは、個々の政策は明確に右なのか、左なのか違っており、それら性格のハッキリした政策が左右ともバランスよく含まれている場合です。

自分は後者の方が正しい中道だと考えています。しかもわかりやすい。やる事はやる、やらない事はやらない。どっち付かずで、中途半端にやるのは最悪です。なぜなら、中途半端だと後から「何が間違っていたのか」の検証が難しい(学習効果が低い)。また「戦力の逐次投入」という役所仕事の最悪のパターンでもあり「失敗も成功もせず、ただ労力が失われるだけ」になりかねません。

結局のところ、前回の民主党政権がダメだったのは、それが原因だと思うのです。外交も中途半端、ムダ削減も中途半端、公務員改革はシロアリに取り込まれ、金融緩和も中途半端、挙句の果てに、やったのは「消費税の増税」ですからね。

民主党は根本的に生まれ変わらないとダメだと思います。