2014年12月14日日曜日

既成の左派はダメ 新たな左派政党を

極めてキツイ表現を用いますので、あらかじめお断りさせていただきます。自民・公明政権の圧倒的な優位は、現在の日本において、有権者の受け皿となるべき「左派政党」がないことが原因だと思います(私の勝手な見方)。自分がそうだからです。自分はもともと左派系で反自民党ですが、今の左派より安倍の方がまし。安倍政権の方が革新的で、イノベーションの可能性を感じるからです。

有権者の受け皿となるべき「左派政党」がない。あっても、「典型的な左派政党」です。むかしから同じことを繰り返しているだけで、何のイノベーションも感じられない、古くさい政党です。主張することは聞かなくてもわかる。想定内の行動しかしない。とにかく古い。サプライズが何もない。話を聞いても「ああ、また始まったか」で終わり。感動ゼロ。

おまけに、中道あるいは中道左派を自称する民主党は、中道ではなく「中途半端」。単にやることがどっち付かずなだけの政党。「決められる政治」とか自画自賛で民主党の野田政権がやったのは消費税の増税だけ。

本来左派とは「革新」であり、イノベーションであるべきです。なのに、今の左派に感じるのは「絶望的なほど保守的」という印象です。その点、安倍の方がはるかに革新的です。それまでマスコミが散々「タブー」としてきた日銀への働きかけと大胆な金融緩和を実施。良くも悪しくも大きな変換点となったのです。どの政党の誰も手を付けなかった部分に切り込んだ功績は大きいです。もちろん無謀な事をしたのではなく、世界中でやっていることを遅ればせながらしただけですが。そんなもの、本来は民主党政権がやるべきだったはずなのに、なんとそれに反対していた。民主党はガチガチの保守政党です。

では、民主党政権が、大胆な金融緩和に代わるマクロ政策を打ち出したかと言えば、何も打ち出さなかった。マスコミの吹聴する「タブー」に囚われなければ、イノベーティブな政策はあったはずです。もし財源が無いなら、政府通貨や現在の金融緩和とは異なる、日銀の直接引き受けという方法もあった。それにより、マニフェストを実行可能だった部分もあるはず。

結局は左派政権であったはずの民主党は「なにもしない」ことが国民に露呈し、左派に対する全国民の絶望を誘う事になった。民主党が左派にとどめを刺した。民主党は許せない。

既成の左派政党は面白くない、サプライズが無い、主張することは話を聞く前からわかる。そんな既成の左派政党はいらない。左派政党が今後勢力を伸ばすためには、新しい政党が必要だと思います。その中心となる経済思想・経済政策が、既成の資本主義・市場原理主義とは違う選択肢として論理的にも優れ、シームレスに移行可能なものであると信じられるなら、きっと新たな受け皿になるのではないか、そんな気がします。