2014年12月6日土曜日

円安で消費がさらに悪化する恐れ

円安が急激にすすんだため、輸入品を中心に値上がりが続出しているようです。インフレターゲット2%の達成は政策上の極めて重要な目標ではありますが、このような急激な円安による輸入物価の上昇が続けば、今度は消費に悪影響を及ぼす可能性があると思います。

なぜこんな事になったのか?最も大きな直接的原因は日銀の追加緩和です。しかし、元をたどれば財務省主導による「4月の消費税増税」により、日本経済がデフレに逆戻りする危険性に陥ったためです。すべて財務省の浅はかな判断が招いたと言って過言はありません。

消費税率を5%に戻し、追加緩和をやめる。そうしなければ、円安のテンポが速すぎて、消費を冷え込ませてしまう恐れがあります。

消費税を元に戻した代わりの財源をどうするか?そんなことは「タブー」に縛られなければいくらでもあるはずです。財務省のような硬直した頭脳では、経済運営はできません。

もっと危機感をもっていただきたいです。