2014年12月7日日曜日

マスメディアは政治のイメージ向上を

マスコミ総出のアベノミクス批判にもかかわらず、自民・公明がさらに議席を伸ばす勢いだそうです。なぜこんなことになるのか?その原因の一端は、マスコミにあるのかも知れません。

今回は有権者の関心が低く、投票率が低下する可能性も指摘されます。その一因がマスコミ報道における「政治に対する不信感の垂れ流し」にあるのではないかと思うのです。政治はダメだ、政治家はダメだという報道ばかりが先行するため、多くの国民は「ああ、政治とはくだらないダメなもので、関わらない方がよい」「政治に関心を持つのはダサいことだ」「ほっとけ」という、政治に対する不信感を増長している気がするのです。

確かに政治に不信感を持たざるを得ない事件はあります。それが一番悪い。しかし、それ以上に、何かテレビ番組には、政治を軽蔑するような、政治とはくだらない利権の争いごとに過ぎないと言いたげなイメージがプンプンします。

正直なところ、政治とはそんな清廉潔白なものではありえないし、清廉潔白でなければ機能しないわけでもない。赤貧の聖人が政治をすれば世の中が良くなるわけではないでしょう。泥臭いのは当たり前だという「割り切り」がなければ、政治などできません。泥臭かろうと何だろうと、国民を幸福にできるなら優れた政治家です。

政治が変われば、日本が変わる。今の時代には、そう人々を信じさせるようなTV番組こそ必要なのではないかと思うのです。