2015年1月10日土曜日

イスラム過激派 頭固すぎ

フランスの風刺新聞社がイスラム過激派と思われる集団に襲撃されて12人もの人が殺害されたそうです。時代錯誤もはなはだしいですね。1000年前なら、それもありなんでしょうけど、今は世界の価値観が全然違います。そして、世界の力学もまた、全然違う。

今や、あのアメリカ政府ですら自国民の反対を押し切って勝手な軍事行動はできません。オバマがシリアに軍事介入できなかったのも、それが大きな要因だと思います。様々な陰謀が渦まく世界ですが、それでも表立って民主主義を否定する国はありません。ゆえに「大衆操作」こそが、権力獲得のために最も重要な工作であると考えられます。もちろん、マスコミとはその道具です。

ですから、イスラム過激派が、いくら思想信条が違うからと言っても、一般人を殺害していたのでは、「逆の大衆操作」になるだけです。イスラム教徒に対する世界の目は、ますます厳しくなるばかりです。イスラム教徒に同情的な人々ですら、やがて考えを変えてしまうでしょう。それは、多くのイスラム教徒を不幸にしてしまいますし、反イスラム教の勢力に、絶好の機会を与えてしまうだけです。非常に残念なことだと思います。

フランスが風刺新聞で来るなら、イスラム教徒も風刺新聞で対抗すれば良いのです。そうすれば、逆に欧米の大衆の心をつかむことが出来ます。ユーモアで対抗すれば、人々は歓迎してくれます。一定のインテリジェンスを持つ欧米人なら、自己批判力がありますから、それらの人々の意識を変えさせることができます。イスラム教の立場を世界は受け入れる事ができるはずです。

そして、裏の話をすれば、「欧米に抑圧されるイスラム」というイメージを用いる事で、世界の人々の同情を引き出すこともできます。人間は被害者の側に立つ性質があるからです。それが大きな威力を持つ事を、はからずも日本の隣にある「1000年恨む」という反日国家が証明しています。

なぜ日本が特定アジアにこれほど苦しめられているのか、それは、彼らが「被害者としての立場」を200%利用して、世界の同情を得る事に成功しているからです。それが、たとえ事実を誇張したねつ造であっても、マスコミを利用して世界に拡散すれば、非常に大きな脅威になります。欧米諸国は特定アジアの主張に都合よく乗っかって、「日本だけがアジアの加害者だ」という顔をしています。欺瞞もはなだだしい。しかし、これが冷酷な現実ではないでしょうか。