2015年3月12日木曜日

右派と左派の接点はあるか?

自分は自然科学系の人間であるため、すべては「観察すること」からスタートします。そのため普通の人とはかなり違う価値観を平気で持ったりします。

さて今回も普通じゃないです。左派と右派の接点です。

と言っても、標準的な右派と左派じゃないです。この場合の左派とは「左派を自認する自分」の事です。おそらく典型的な左派から見れば自分は極右と思われる事間違いなしです。

自分は左派を自認しますが、チャンネル桜は良く視聴します。左派に言わすとチャンネル桜は「極右」ですよね。でも民主党や共産党など日本の左派の話よりもこっちの方が共感できます。その主たる理由は、自分の政治イデオロギーが「愛国」「国家主義」だからです。

しかし、経済について言えば、脱資本主義を目指しています。それを広い意味で社会主義と呼べば、左派の範疇にはいる。だから自分は左派を自認しているわけです。

自分にとって右派は、政治イデオロギーのみならず経済イデオロギーにおいても共感できる部分があります。それは「経世済民」を推進し、「国際金融資本」「新自由主義」「グローバリズム」に反対している点です。また日本国民の生活を守ること、コミュニティーや助け合いを大切にする点です。いわゆる欧米の個人主義的ば利益追求に立脚した社会制度ではなく、日本独自の共生や団体主義的な価値観を有した社会制度です。

では、何が自分の考えと違うのか?それは右派の人たちがそれを「資本主義システム」で完結できると信じているのに対して、自分が資本主義システムは限界であり、次の段階へ進む必要があると考えていることです。つまり、途中までまったく同じなのですが、その先を目指すか、目指さないかの違いに過ぎないと感じるのです。

そんなわけなので、自分には今の日本の右派と左派の争いが極めて無意味で、バカバカしいものにしか見えないわけです。そんなことを言えば、自分が右派からも左派からも非難される事は間違いないですが。

しかし、右派と左派のムダな争いを減らして、もっと是々非々で国策を推進できるはずだと思うんです。