2015年3月2日月曜日

「国民不労所得」はロボット化で実現

不労所得とはなぜ可能なのでしょう?不労所得は、おカネを持っている人が働かず、代わりに誰かが働くことで成り立ちます。ですから国民全員が不労所得を得るようになるのは物理的に不可能です。しかし、可能になる方法があります。ロボット化です。

不労所得はそれを得る人は働かず、別の人が働くことで成り立ちます。であれば、別の人に働いてもらうのではなく、ロボットに働いてもらえばよいのです。たとえば、日本の人口が1億人だとすれば、1億台のロボットが人間の代わりに働けば、1億人の人が不労所得を得る事ができるわけです。

このようにすれば、国民すべてが不労所得を受け取れる「国民不労所得」が実現します。

もちろんこれは究極の姿です。しかし、ロボットまでいかなくとも、機械化は確実に進歩しており、たとえば人間の20%の能力を持つ機械が1億台あれば、20%の不労所得を得られるはずという事が論理的にわかります。もちろん単純計算の話です。

ところが、それが実現しない可能性があります。ロボットを誰が所有するのか?という問題です。特定の誰かがロボットを独占すれば、その誰かがすべての不労所得を得る事になります。

さて、現代社会でも機械化は着実に進歩しており、であれば、国民不労所得がわずかでも実現しそうな気がしますが、それは実現していない。そうです、機械がほぼすべて企業に独占されているからです。別に企業を責めるつもりはありません。しかし、機械化で仕事が減り、失業が増えるにつれて、生産性が高まるにも関わらず「モノがうれなくなる」という現象が増えてきます。それはこのことと関係が深いのですが、長くなるのでやめておきます。