2015年3月22日日曜日

資本主義が最悪ではなく拝金主義が最悪

自分は資本主義を徹底的に批判しているので、資本主義そのものが最低最悪の経済システムと考えているかと言えば、実はそうでもありません。財の生産と分配が普通に機能できる状態であれば、資本主義のメカニズムはむしろソビエトや中国のような共産主義のシステムよりはるかに優れていると考えています。それは、企業経営理論に関する学習を少しでもするとわかります。単に労働者として賃上げを要求する左派の立場からだけではシステムの全体は理解できない気がします。

しかし問題は、時代と共に環境が激変し資本主義が生産と分配のシステムとして十分に機能しなりつつあるなかで、資本主義が拝金主義と結合し、強欲な金融資本主義に変貌したことにあると考えています。これは欧米が起源です。

つまり、資本主義に拝金主義が結合したことで、カネのためには手段を選ばないという、最低最悪の経済システムになり、それが世界に蔓延している現状を激しく非難するものです。しかしもはや生産技術の爆発的な進歩により経済環境は大きく変化し、元の資本主義に戻すことはできません。ゆえに新たな経済システムの構築が必要だと思うのです。

しかし今の日本の政党はどの政党を見てもそんな経済システムを目指す政党はありません。自民党は言うに及ばず、維新の党も基本的に資本主義の枠内でのみ政策を考える政党です。一方でいわゆる左派政党は考えが古すぎてゾンビのようなものです。革新と言いながら、30年前の革新をいまだに繰り返しているような印象です。そもそも憲法改正反対とか意味不明だし。

こうなったら、やはり独自に活動するしかないのかも知れません。ライフワークとして面白いかも知れませんね、もちろん、その前に就職先を探さないと飯が食えませんがw。