2015年3月15日日曜日

Yahooニュースに見られる親中、嫌韓の傾向

Yahooニュースを見る機会が多いのですが、非常によく取り上げられるのが、なぜかレコードチャイナの記事です。その記事にはある種の傾向があるように思われます。非常に興味深い現象です。ある意味、このメディアの体質をよく表しているのかも知れません。

多いのは、「中国における親日中国人の紹介」です。中国人の肉声というかたちで、日本の文化に感心した、民度の高さに驚いた、日本に行けば考えが変わる、などの記事です。逆に日本を侮蔑する中国人という記事はあまり出てきません。一方で、安倍首相の中国政策に対しては批判的な記事がほとんどです。しかも多くは米国などの報道を引用してきます。普通の人がこれらの記事を読むと、中国人に対する反感は和らぎ、中国人と日本人の関係が良くないのは安倍政権のせい、という気分になります。

一方、レコードチャイナには韓国人の日本に対する記事も極めて多いです。その記事の多くは「反日韓国人」に関する紹介です。特に韓国ネット民の日本人に対する侮蔑表現で溢れています。普通の人がこの記事を読むと、韓国人に対する反感をますます高める事でしょう。それらの結果、中国とは関係改善しても良い気分になりますが、韓国とは断交したくなる気分になるわけです。

もちろん、中国政府の意を受けたレコードチャイナが戦略的にこれらの記事を発信しているのは当然ですが、それをYahooニュースでは大々的に取り上げているわけです。なんでか知りませんけどね。レコードチャイナがスポンサーなのかも知れません。

自分は中国との関係改善はすべきでないと考えています。なぜなら、北朝鮮と関係改善する事と同じだからです。

中国は独裁政権であり、貧富の格差や公害・土壌汚染を放置し、政治家が私腹を肥やしてアメリカに資産を隠しているような国です。苦しんでいるのは人民でしょう。北朝鮮と同じです。ですから、日本が中国共産党との関係を改善し、その体制を持続させる事は、日本のエゴのために多くの中国人を不幸にすることになります。その意味で民主党や共産党はエゴイストです。

日本のすべきことは、中国の民主化を支援することです。内政干渉?中国も日本に堂々と内政干渉してきています。あんな独裁国家に対しては「内政干渉」こそ正しい対処です。他の国と同じに対応すべきではないと思います。

中国共産党が打倒されて民主化が実現する時が、日本と中国の「誠の友好」の始まりだと考えています。