2015年6月8日月曜日

企業活動も帳尻あわせで動く

企業活動は財務諸表を用いて管理され、その目的は帳簿上で利益を出すことにあります。つまり、名目上、帳簿の上で利益が出れば企業は成り立つわけです。それ以外の部分において、たとえば社会全体がインフレだろうとデフレだろうと、全体として財の生産が過剰になろうと不足しようと企業にとっては直接関係のないことです。直接関係するのは帳簿上の数字であり、結果として、帳簿の上に利益を計上することが企業の目的なわけです。企業活動におけるこのような性質が、経済の本質にどのような影響を与えているのか、考えてみるもの面白いかも知れません。