2015年7月1日水曜日

痛みを伴う改革は痛みだけで効果なし

財務省の提灯をもった新聞が、またまた同じフレーズを繰り返している。財政再建のために、さらなる「痛みを伴う改革が必要」というやつだ。繰り返しはマスコミの暗示刷り込み手法の定番だが、いい加減に嫌になる。

経済の本質から言えば、緊縮財政では経済が縮小するだけで、マクロ経済問題の解決には効果がない。効果があるのは、単に「財政の帳尻合わせ」だけだ。もちろん、財務省は経営者じゃなくて単なる「経理係」だから、会社が潰れようがどうなろうが、帳尻さえ合えば良いとの認識しかないのは当然だろう。問題は、単なる経理係が権力を持っていることの危険性だ。

「痛みを伴う改革」は美辞麗句にすぎない。国民に痛みを与えて経済が良くなるならまだしも、経済が縮小するのである。痛みを伴う改革は、痛いだけで効果がないどころか、逆効果である。もちろん、効果絶大の連中が二人いる。

財務省は税金アップでホクホク。
新聞は軽減税率を頂いてホクホク。