2015年7月13日月曜日

消費税は時代遅れ

消費税が考案されたのは前世期であり、その時代の経済と言えば「インフレ」でした。多くの先進国では需要過剰によるインフレに悩まされており、デフレなど想定されていなかったわけです。消費税は消費を抑えてインフレを抑制する働きがありますから、インフレあたりまえの前世期には適していた税制だったと思われます。

しかし、現在の経済といえば「デフレ」であり、多くの先進国が消費不足によるデフレに悩まされています。つまり、消費税が考案された時代とは正反対の経済状況になっているわけです。ですから税制に関しても当然ながら前世期の税制を何の疑いもなく、ただ盲目的に継続することは知的怠慢と言わざるを得ないでしょう。

政府や自民党の税制改革も「改革」とは名ばかりで、実際には小手先の操作に過ぎません。インフレ時代の税制の枠組みをすこしいじって「大改革だ」と自己満足しているに過ぎないと思います。

デフレ時代の税制とはどうあるべきか、政府にはもっと真剣に考えていただきたい。