2015年7月31日金曜日

TPPに最低賃金ルール導入すべき

TPPは域内の関税をすべて撤廃するのがルールのようだが、そうであればTPPの条項に最低賃金ルールを導入すべきだ。他にも労災防止や公害対策に関するルールも必要だ。

関税がなければ途上国からの輸入品が価格競争において圧倒的に有利です。しかしその途上国では現地の労働者が極めて安い賃金で長時間労働を強いられている。職場の環境も劣悪で安全対策が不十分だとも言われています。また公害対策が不備で現地の環境を破壊しているとの指摘もあります。そのように途上国の人々を搾取、あるいは環境を犠牲にして安く製造される商品は好ましくありません。しかもそのような問題のある商品によって先進国の雇用が奪われているとしたら、これは大きな問題と言えるでしょう。

グローバルな経済活動の理想が同じ土俵、同じルールで行われることであるなら、なぜ労働条件や環境対策のルールだけは別なのか?途上国の人々の賃金を引き上げ、途上国の環境を守りながら活動を行うのがグローバル経済ではないのか。

カネ儲けのために都合の良いルールだけ統一するのは欺瞞である。労働条件や環境対策に関するルールもTPPで統一すべきだ。