2015年7月4日土曜日

ユーロはフリードマンもピケティも問題視

マスコミは必死に通貨統合つまりユーロを擁護する記事を書き、独自通貨の復活が地獄であるかのように書きたてる。「マスコミを信じるなの法則」からすれば、独自通貨の復活こそ正しい道であるに違いない。マスコミの逆が正しい道。

ユーロについてはノーベル経済学博士フリードマンが、ユーロ設立前の1997年に論文で「ユーロは政治的な不和をもたらす」としてギリシャのような問題の発生を予言し、導入に反対している。独自通貨には為替を通じた調整機能があるが、独自通貨でこれを失ってしまうからだ。また、世界的に注目を浴びたピケティ博士もインタビューで「ヨーロッパはユーロ圏という名のモンスターを生み出した」と批判している。税制も財政政策も違う国が通貨統合しても、うまくいきようがないと。こうした話は、マスコミには決して出てこない。

著名な経済学者が懸念するユーロが、欠陥を指摘されつつ、マスコミの鳴り物入りで導入された背景には何があるのか?そしていまでも著名な学者に欠陥を指摘されつつ、マスコミが必死に通貨統合を擁護する裏には何があるのか?

ユーロの表の顔に騙されるな。