2015年8月4日火曜日

資源価格下落の今こそ国民に給付金を

原油価格が下落し、鉄鉱石の価格も下落しているという。資源価格の下落は先進国の経済成長を押し上げるというが、もっと積極的に資源価格の下落を利用すれば良いと思うのです。

資源価格が下落しているということは、安いコストで製品を作ることができるわけです。安く作れるうちに安く作った方が得だと思いませんか。もちろん輸出するのであればどこの先進国も原材料を安く入手できますから輸出競争するうえでの意味はありません。

しかし国民がやすく商品を手に入れるチャンスだと解釈できます。資源が値上がりしてから手に入れるよりも、安い時に手に入れた方が得なのは明白です。とはいえおカネがなければ、作ることも買うこともできません。

そこで今こそ、政府が通貨を発行して国民に商品券を給付すべきだと思うのです。

日銀の黒田総裁は資源安のためにインフレターゲットの達成が難しいとお嘆きのようですが、だったら日銀が思い切って政府から国債を50兆円ばかり買い取って、国民に50万円ずつ使用期限6カ月の商品券を渡したらどうですか。

そのおカネ(現金)は消費に使われた後、巡り巡って最終的に銀行に預金されるわけですから、ベースマネーを増やすわけで、緩和したのと同じ事ですよ。単に銀行から国債を買い取って銀行に現金をブタ積みにするより、積まれる前におカネを世の中に回転させた方が良いと思うのですが。まあ日銀は石頭だからダメでしょうけどね。