2016年1月11日月曜日

民主党で世の中が良くなる理由は?

ちらっと国会中継を見たが、ほとんど見る気が起きませんね。民主党の質疑は安部政権の重箱の隅をつつく批判ばかりです。もちろん批判するのは大いに結構だが、逆に民主党に投票したらどれだけ世の中が良くなるのか、まったく見えない。つまり「自民党はダメだが、民主党はもっとダメだろう。」としか思えない。

自民党はダメだが、民主党はもっとダメ。なら自民党でよいと判断するのは当然です。野党再編しても同じ。民主党はサプライズに近いような政策をどんどん打ち出さないと何の魅力もない。「政策に奇手奇策はない」と言うなら、自民党と同じだ。なら自民党でよいと多くの人が思うだろう。

野党は攻める側だ。攻める側はリスクを取ってでも、果敢に「前例のない政策」に挑戦しなければ勝てない。変に安定志向になったり、無難な路線を選んだりすると守りになってしまう。攻める側が自分たちの政策で守りになれば、攻めきれないのは当然でしょう。

政党が大きくなると、負けたときに失うものの大きさを恐れ、「いままでの支持層だけ確保できればいいや」と考えるようになる。現状維持だ。だから政界再編して大きくなったところで、おそらく何の意味も持たないだろう。ますます当たり前の、無難な、薬にも毒にもならない政策を出してくるだけだろう。

民主党にはまったく期待できない。リスクを恐れない、果敢な野党が新たに出現することを期待したい。