2016年1月7日木曜日

民主党はピケティ氏を顧問にしたらどうだ

民主党の経済オンチはその筋では有名です。これじゃ経済理論では安倍にまるで歯が立たない。何しろ左派系の経済学者クルーグマンですらアベノミクスを高く評価するほどです。民主党の経済政策はどんな経済学者が評価しているのでしょうか?。左派の経済学者がアベノミクスを支持するようなら、民主党は何派をよりどころにするのか、とても不思議に思えますね。右派の経済学者、つまりバリバリの財政再建・緊縮派か?あるいは財務省か?

今のところ、財務省が民主党のよりどころのようですが、それでは経済論で安倍に勝てないでしょう。左派の経済学者で有名どころと言えばピケティ氏です。流行もの好きの日本人の歓喜を得るため、民主党は来日したピケティ氏に面会して取り込みを図ったが、単にそれだけでした。つまりピケティ氏の人気にあやかりたいだけで、ピケティ氏の考え(思想)は一切受け入れていない。

だが、そういうご都合主義では
一流の経済学者の支持は得られない。

民主党は左派の有名な経済学者であるピケティ氏の考えを真摯に受け止め、これを政策立案に生かすべきでしょう。つまり「消費税増税の中止」と「資産課税の創設」です。それでこそ、左派としての民主党の存在価値です。自分は何も変わらない。そのくせ都合の良い理論だけは取り込みたい。それでは体系(システム)として成り立つ経済はコントロールできないのです。

安倍政権の暴走を許さないのは良いが、自分たちが理論的根拠なく迷走しているのでは、お話にならない。政界再編の前に、まずそこから始めるべきだと思います。