2016年5月2日月曜日

パブロフの犬と「ばらまき」に対する反応

パブロフの犬といえば、非常に有名な古典心理学の実験です。犬に餌を与える時にベルを鳴らすことを繰り返すと、やがて犬はベルの音を聞いただけでよだれを出すようになるというあれです。さて、マスコミの洗脳手法はこれと似ています。

とにかく、何回も何回も何回も同じことを記事に書きます。すると、やがて読者の無意識の中に、その内容が埋め込まれてしまいます。たとえば「バラマキ」という言葉がそうです。もう何年もマスコミがバラマキを批判する記事を何千回と繰り返してきた結果、

バラマキと聞いただけで反射的に嫌悪感を覚えます。

これを「条件付け」と言います。マスコミによって条件付けされた人々は、頭を使わず、反射的に反応するようになります。これは無意識の中に暗示が形成されるためです。このように形成された暗示を利用して世論操作を行うのです。これがマスコミの典型的な手法です。

この極端な例が「韓国の反日」です。韓国の皆様は教育と通じて反日暗示が無意識下に埋め込まれています。そのため、頭を使わず、反射的に感情が沸き起こり、その感情を止めることはできません。韓国の人々がおかしいのではなく、そのように条件付けされてしまったのです。

バラマキ、反日だけではありません。決められる政治、将来世代へのツケ、日銀頼み、市場の信用といった言葉にも、巧妙に暗示(先入観)が利用されていることを見抜けなければ、感情をマスコミによって思うがままに操作されるでしょう。

新聞マスコミや御用学者の記事を読むときは、レッテル貼りに騙されることなく、思考停止せず、よく考える必要があると思います。