2016年7月12日火曜日

すでに国債の三分の一は返す必要なし

国債の保有者内訳をネットで調べてみたら、いつの間にか国債の三分の一を日銀が保有していました。ということは、国債955兆円のうち、およそ320兆円は財政再建がすでに終わった状況です。このまま年間80兆円のペースで日銀が国債を買い進むと、数年で財政再建は完了だw。
日銀が保有する国債であっても、償還はされるから「返済しなきゃならない」という意味で市中に国債があっても同じです。しかし日銀が保有する国債は、日銀が国債の借り換えに応じれば返済は先延ばしになるからわけだから、その間は返済したのと同じ。それは政治判断で可能。

その間、国債の利払いと償還費がゼロになるわけだから、それに費やされていた税収を社会保障財源に振りかえれば、財源が20兆円以上出てくる。

日銀がいくら国債を買い取っても、マネタリーベースが増えるだけでマネーストックは増えないからインフレにならない。ある意味、かなり異常な事態です。