2016年7月6日水曜日

洗脳を防ぐには「洗脳手法」を学習すべき

イスラム過激派によるテロ凶悪犯罪が増加しているようです。こうした犯罪の犯人は、一昔前は一般にスラム街などで「貧しい生活を強いられている人々」だったと思われます。しかし今回のバングラデシュでのテロ実行犯のように、裕福で高学歴の人が犯人であるケースも増加しつつあるようです。

こうした現象は、日本で発生した「オウム真理教による毒ガステロ」を連想させます。オウム真理教の信者は、高学歴で貧困とはあまり関係のない若者です。こうした若者が「洗脳」によって、何の疑いもなく人を殺せる人間に改造されてしまうわけです。

両者の共通点は、おそらく「若くて洗脳されやすい」ところだと思われます。免疫がないのです。かつ、学歴があるということは、理屈っぽい。理屈で騙される。動物は騙されません。理屈を理解できないからです。人間の極めて異質なところです。

こうした洗脳には「手法」があります。自分もそれほど詳しいわけではありませんが、精神分析などに興味があると、うすうすわかります。手法があり、仕掛けがあります。どうやって仕掛けるか。それを知っていれば、相手が自分に洗脳を仕掛けていることがわかります。

インターネットでは、様々な動画が流布されますが、映像は洗脳に極めて有効です。こうした映像の、どこに洗脳手法が使われているかを知る必要もあると思われます。相手が人間だった場合、その人間が洗脳を仕掛けてきても、一般に聞き手は警戒するため容易に暗示にはかかりません。しかし、映像の場合は警戒心が低下し、暗示を刷りこむことが容易になります。若くて純真なら、ますます警戒心が低下して容易に暗示にかかります。

また、ネットで引っ掻けて、「道場」のような場所に連れて行って、集団心理による判断力低下による暗示も利用されます。イスラム過激派もそうですが、オウム真理教のようなカルト宗教、悪徳商法、はては日本のマスコミまで、世界は洗脳手法に溢れています。

世界は異常です。溢れる洗脳情報に騙されないためには、学校教育などで「洗脳手法」を学習する必要があると思います。手口を知れば、騙されにくくなるからです。もちろん、新聞マスコミの仕掛けにも騙されにくくなります。プロパガンダにも。

たぶん、政治家は政治がやりにくくなるでしょうけどね。