2016年9月15日木曜日

ベーシックインカムがダメなら農地くれ

人工知能と自動生産工場の普及により、技術的な失業が際限なく増加し、やがて経済システムが麻痺することは明らかですが、それを防ぐ方法がベーシックインカムなわけです。それでもなお、「働かない人ににおカネを渡すわけにはいかない」という人もいるわけですが、まあ、そんなにおカネを渡すのが嫌なら、農地をくれといいたい。

農地があれば農作業して、少なくとも生きていくことは可能です。多くの人にとって、働くことはまったく苦ではありませんが、農地のような「生産手段へのアクセス」が無いのであれば、働くことすらできませんからね。人工知能や自動生産工場の問題は「労働者の生産手段へのアクセス」が無くなることにあります。それでもなお、人々を働かせたいのであれば、国民全員に農地を与えたらよい。現在の農地をすべて国有化し、国民に支給する。

「一億・総兼業農民化」である。

農地を与えてもなお、餓死する人がいるのであれば、それは「自己責任」と言ってもよいでしょう。生産手段があるにも関わらず、労働によって生産しないのだから。これが自己責任の正しい意味です。

もちろん、冗談ですよ。
しかし、意味することの本質は冗談ではありません。