2016年9月8日木曜日

フィリピンに口を出すならカネも出せ

フィリピンのドゥテルテ大統領による強権的な麻薬取締りや治安維持政策に対して、欧米からは、例によって「人権」を振りかざした干渉が始まりつつあるようです。人権についてフィリピンに口出しするのを止めろとは言わないが、口を出すならカネも出すべきです。

どこの世界に好き好んで人権弾圧をする政治家がいるでしょうか(中国の思想弾圧を除く)。もしフィリピンの国民生活のレベルが高く、格差が少なくて、貧困層が存在しないならば、麻薬問題や治安問題は今ほど酷いでしょうか?おそらく貧困と格差が問題の根底にあるはずです。これは、おカネの問題でもあるわけです。

フィリピンでは、その貧困の解決が容易に進まない状況にあって苦労しているのに、唸るほどカネを持っている欧米の先進国が人権だけ口うるさく言う。欧米の新聞マスコミがこれ見よがしに批判する。そんな行動が褒め称えられるべきものとは思えません。

もちろん、口出しするのを止めろとは言いません。
口出しするなら、カネも出せ。

カネ?ウォール街やタックスヘイブンにあるでしょう。