2016年10月24日月曜日

財源として国債発行は誤り、通貨発行が正解

政府は財源として国債を発行しますが、それは誤りです。正しい方法は財源として通貨を発行することです。これは以前にも書きましたが、国債に関してマスコミが嘘を繰り返すので、私も正論を何度も書いて対抗しますw。

そもそも通貨発行権を有している独立国が、通貨を発行せずに、わざわざ国債を発行して銀行から借金する必要などまったくありません。ばかばかしいの一言です。マスコミの誘導記事によって、「政府が通貨を発行して財源にするとインフレになる」と思い込まされていますが、とんでもない間違いです。

なぜなら、国債を発行しても、通貨を発行しても、どっちも世の中のおカネが同じだけ増加するからです。世の中のおカネが同じだけ増えれば、同じだけインフレになるのですから、わざわざ借金する必要などなくて、通貨を発行すればよいのです。「国の借金ガー」は、そもそも原点からして間違い。

国債を発行した場合、国債は主に銀行が買い入れます。ところで、銀行が国債を買うということは、おカネを貸すことと同じです。では、銀行がそれだけのおカネを持っているのかといえば、実はもっていません。信用創造によって「預金」として、帳簿上のおカネを増やしているのです。この「預金」は法的に「現金」と同じ扱いになるため、通貨として働きます。皆さんの預金通帳の預金とは、こうして生まれます。つまり、銀行が誰かに貸付することによって発行されます。

この預金は銀行が作り出した通貨です。従って、国債を発行すると、銀行が預金を発行することになり、世の中のおカネが増えます。たとえば、100兆円の国債を銀行が買い入れると、結果として世の中の預金は100兆円増えます。

一方、政府が100兆円を発行すると(または日銀に100兆円を作らせてもいい)、これは現金です。こいつを財源として政府支出を行うと、この現金は、たとえば事業者に支払われたとしても、いずれ銀行に預け入れられますので、預金になります。つまり、政府が100兆円の通貨を発行しても、世の中の預金が100兆円増えます。

預金と現金は同じ扱いなので、どっちでも同じだけ世の中のおカネを増やしますから、政府が通貨発行をしたときだけインフレになる、というマスコミの説明は間違いです。

マスコミがこれに反論しようとすれば、信用創造の仕組みを詳しく説明する必要があるので、信用創造を庶民が知るきっかけになります。これは良いことです。銀行が実は「打ち出の小槌」でおカネをバンバン作って貸していることを、公に認知させることができます。そう、それが狙いです。

世間に広めよう
「財源として国債発行は誤り、通貨発行が正解」。