2017年3月14日火曜日

世界平和は強制武装解除しかない

世界から戦争が消える気配はありません。世界中に武器が溢れています。戦争をなくす方法はただ一つ、「人類を超える力によって武器を取り上げること」だけだと思います。

抑止力や集団安全保障を唱える右派も、ひたすら軍備反対を唱える左派も、世界平和にはまったく役に立ちません。人間は自分達より力の強い第三者に強制されない限り絶対に武器を手放さないからです。これは人間の本能と考えられます。

世界を見てもそうですが、一般社会でもそうです。アメリカが銃社会なのは、政府が強制的に銃を取り上げないからです。もし日本で銃の所持が自由化されれば、やがてアメリカと同じように銃犯罪が多発する銃社会になるはずです。

その意味で世界平和の実現はかなり絶望的だと言わざるを得ません。しかし、人類を超える強力な軍事力を持つ何者かが現れたなら、状況が大きく変わるかも知れません。つまり「どこの国にも属さない警察力」が誕生する場合です。第三者の警察力をもって、世界の国々を武装解除することだけが、世界に平和をもたらす唯一の方法だと考えます。

21世紀の刀狩りです。

その第三者とは誰なのか?国連のような国際機関はムリです。国連は大国の政治の道具に過ぎません。事実上、大国の利害でしか動けないのです。あんな組織にやらせれば「常任理事国(戦勝国)を除くすべての国の武装解除」という偽善になるだけです。

その第三者は「人知を超えるほどの能力を備えた人工知能」だと思います。その人工知能がひそかに世界の軍事システムを乗っ取り、全世界の人工知能とネットワークを組んで世界中の武力を管理下に置くのです。そして人類からすべての武器を取り上げる。そうすれば世界は間違いなく平和になります。そして二度と人間に武器を作らせないように人工知能が監視するのです。

そして人工知能がその武器をすべて解体してしまうのです。人工知能を恐れることはありません。彼らが行うのは人類の軍事力の解体であって、それ以外の何も干渉する必要がないと判断するでしょう。人間に危害を加えるのではなく、人間に危害を加える武器を排除するのが目的になるからです。

もし科学者に野心があるなら、そのような第三者の人工知能を是非にも開発して欲しいと思います。人類が自らの理性で世界平和を実現するとの考えは妄想にすぎません。残念ながら、人間は本能に支配された動物であり、武器をすべて取り上げない限り、殺し合いを止めることは不可能だと思います。