2017年5月18日木曜日

野党に期待できない理由は「緊縮」だから

安倍自民党はダメだが、野党もまるでダメ。なぜなら野党も基本が「緊縮財政」だからです。カネの使い道が違うだけで、カネをケチる点では自民党と大差ありません。日本はケチな政党ばかりです。

まるで日本全国が財務省の「緊縮毒雲」に覆われているかのように、与党も野党も基本は緊縮財政です。おカネを増やして国民の購買力を高めよう(内需拡大)と考える政党はありません。

日銀が現金(日銀当座預金)を発行していますが、あれは国民の購買力を高めているのではなく、「貸し出し用の元手」を民間銀行に与えているだけです。だから、日銀がいくらおカネを発行しても、誰かが銀行から借金しないと世の中のおカネは一円も増えません。自民党も基本は「緊縮」なのです。

もちろん、企業が民間銀行から借金すれば、その借金が巡り巡って国民の手に渡る可能性はあります。ところが、日銀の金融緩和すら反対しているのが、民進党をはじめとする野党ですから、野党は自民党に輪を掛けて「ド緊縮」なわけです。

また、日銀が国債を買い取れば、それだけで国民の借金負担は減るのですが、これにも野党は反対しています。国民の負担を軽減するどころか、民進党は消費税を増税して、国民に「借金はびた一文残さず払え!」と迫ります。

まるで日本全国が財務省の「緊縮毒雲」に覆われているかのように、与党も野党も「緊縮!緊縮!」ですから、こんな状況では仮に野党に政権交代したところで、やはり「緊縮」ですw。カネの使い方が違うだけで緊縮!緊縮!。期待するだけバカを見ます。

内需拡大、デフレ脱却、国民所得向上のために、世の中のおカネを増やして国民に撒く。こういう政党が日本に無いのは驚くべきことです。しかも、これが1900年代のインフレ時代ならまだわかります。それが、あろうことか生産過剰、消費不足、デフレ、技術的失業の時代になっても、まだやってるw。いやはや・・・。

そんなに世の中のおカネを増やしたくないのかよ。
つまり、与党も野党も「金貸しの利益」が優先だ。

世の中のカネの量が少なければ少ないほど、通貨需要は増大し(金利が高くなる)、通貨を貯め込むほど利子がたんまり稼げる。自民党ならいざ知らず、左派のはずの民進党、それどころか共産党までが金貸しに協力的だw。

こんな状態で、野党なんか期待できるわけがない。