2018年4月19日木曜日

緊縮に反対だから安倍しか居ない

安倍がどうなろうと知った事ではないが、安倍政権が崩壊すれば緊縮政権が誕生することになる。極めて深刻だ。もしさらなる緩和政権が誕生するなら、いつ政権崩壊してもかまわないのだが。

安倍政権が政治週刊誌ネタのような問題で支持率が低下している。野党はどうせ政権など取れるはずもなく、とにかく中国と韓国に譲歩しない安倍を引きずり下ろせば、あとは首相が自民党の誰であろうと構わないのだろう。だから「自民党を許さない」ではなく「アベを許さない」という個人攻撃になる。

野党はアベさえ降ろせば目的達成だろうが、国民はその後が困る。自民党内では次期首相の座をを狙って水面下の動きが活発化しているらしい。しかし次期首相候補とされる石破、岸田、野田氏らはいずれも財政緊縮派だという。ちなみにこの機に乗じて庶民の人気取り発言に忙しい小泉進次郎氏も緊縮だ。

普通に考えて次期政権が「緊縮政権」になることはほぼ間違いない。つまり、金融緩和の縮小、財政支出の抑制、増税である。結果としてマネーストックの伸びが減少し、通貨の供給不足は経済をデフレへ逆戻りさせることになる。恐らく株式市場は下落し、円高になる。それはますますデフレを悪化させる要因となるでしょう。

こんな緊縮シナリオが目に見えているのに、野党やマスコミと来たら、とにかく目の前のこと、安倍が、安倍が、で先のことなど考えていないとしか思えない。あとは野となれ山となれである。まあマスコミにとって為政者を叩くのはある種のお祭り騒ぎなのだろう。こんな新聞やテレビが報道の公平性などと「放送法改定」に反対しているのだから、笑うしかないw。まさにマスコミ主導で国民が振り回されるポピュリズム政治も極まった感じですね。

こんなお祭りマスコミしかない日本じゃあ、まともな民主主義など機能しないでしょうけど、それにしても、与党も野党も政治家のほとんどが「緊縮派」だという異常な政治はいい加減にして欲しい。これでは日本の衰退は決まったようなものです。

既存の殻を打ち破るべく新しい政党の登場が待たれますが、ところが最近、新党として出てくる政党もことごとく「緊縮派」とくるからすごいw。なぜ人工知能やロボットのようなテクノロジーの時代に相応しい「明るい未来の描ける政党」が出てこないのか?そういう政党が出てくれば、安倍政権を支持する必要はまったくないのだが。

こんな調子だと、自民党に投票しても野党に投票しても日本はおしまい。いよいよ選挙で投票する先がなくなり、投票を「積極的に棄権」をするしか選択肢が無くなるのかも知れませんね。