2018年4月21日土曜日

引きこもりに社会変革の担い手を期待

多くの人々が日々の労働、残業に次ぐ残業に追われる毎日。社会問題あるいは経済問題をじっくり考える時間などほとんどないでしょう。実際、自分もそうでしたから。そんななか、日本に大勢いる引きこもりの皆さんの活躍に期待しているのです。

引きこもりと言えば、とかく一般の人には「ネガティブ」な印象しかないでしょうが、自分は正反対です。引きこもりには労働者には無い「自由な時間がある」。つまり、考える時間がたっぷりあるのです。この「考える」行為は非常に重要であり、一般大衆のように、短絡的にマスコミの印象操作に載せられて右往左往するのではなく、自分の頭でじっくり考えて判断できる。

現代はインターネット時代であり、ネットを利用することによって、マスコミに頼るだけでは得られない、多面的で深い知識を得ることができます。情報を収集分析する点において、引きこもりはハンデがあるどころか、明らかに一般の人よりも優れているとさえ考えられます。

他人とのコミュニケーションがないことが、考え方に偏りを生じると思うかもしれません。しかしフェイス・トゥ・フェイスがないだけであって、ネット世界におけるコミュニケーションはむしろ現実世界よりも多様かつ活発であり、それは最近の若者のSNSへの対応を見てもわかるでしょう。

むしろ、同じような話を何回も何回も繰り返すだけのマスコミの報道に依存しないだけ、より客観的で多面的な判断も可能だと思います。

ですから、引きこもりの皆さんこそ、社会変革のための意識を持ち、自分の頭でその方法を考える担い手になれるはずだと考えているのです。もちろん、彼らが国会前に集まって騒いだりすることはないでしょう。しかし現代はインターネットの時代であり、社会変革のためにデモをやらなきゃならないわけではありません。インターネットを利用して、自らの考えを発信し続け、あるいは他の人々とバーチャル空間で連携することで十分に活動できるはずです。

引きこもりは日本の改革をリードする担い手となる可能性を秘めています。一人ひとりの力は弱いかも知れませんが、彼らの活動が日本を変えることをひそかに期待しています。引きこもり、大いに結構です。できれば、その立場を生かしてネットによる社会変革への参画をお願いしたいのです。